はじめに
夏の日、運転中に冷房をかけているとさっきまでキンキンに冷えてたのに急に効きが弱くなる現象が発生しました。
内気循環にしていたはずがいつの間にか外気導入になっており、内気循環に戻すことができません。
調べてみると、センサーが悪いようなので交換します。
症状と原因
結論、今回の原因はヒュミディティセンサーでした。
症状としては、内気循環への切り替えができたりできなかったり、不安定な状態が続いていました。
内気循環がオンになっている間は通常通り冷房がよく効くのですが、いつの間にかオフ(=外気導入)になり、ぬるい風が出てくる状態でした(シートクーラーもぬるくなります)

オフになっている間は、ナビ側の内気循環スイッチはグレーになり押しても反応がなく、物理スイッチは押しても数回点滅したあと消灯したままになっていました。

ネットで調べてみると、フロントガラス上部に取り付けられているヒュミディティー(湿度)センサーと言われる部品の故障により、上記と同じ症状が発生していることが確認できましたので、センサーの交換をすることにしました。
購入した製品

DORMAN HUMIDITY SENSOR
ドーマン ヒュミディティー センサー
品番:926-369
筆者はメーカーの知識などはほとんどなかったのですが、「DORMAN」はアメリカでOEM部品製造の大手であり、ナスダックにも上場していることから、信頼できるメーカーだと判断しました。

QRコードを読み込むと、ドーマンの会社紹介が見れます。
もっと価格の安いノーブランド製品も多くありましたが、すぐに壊れるのもいやだったので、今回はこちらのメーカーのセンサーを使うことにしました。
センサー取り外し

交換するセンサーは、フロントガラス上部、ルームミラーのウラにあります。

このような先端が薄い工具を使って、センサーのフタを外します。

フタはツメで引っかかっているので、矢印のみぞに工具を差し込み、フタを軽く浮かすようにします。
※この時、フタとフロントガラスの間に工具を差し込んでしまうと、センサーのベースごとフロントガラスからはがれてしまうので注意が必要です。

フタが外れセンサーが見えました。

フタが外れたら金属のバンドと赤いコネクターを外して、センサーの取り外しは完了です。
センサー取り付け
取り付けは取り外しと逆の手順で行います。

コネクターを接続したら金属バンドごとはめ込むように取り付けます。
カバーを取り付ける前に、エンジンをかけて内気循環に切り替わるか一度試運転しておきます。


エアコンの設定温度を下げてしっかり冷たい風が出てくるようであれば、カバーを取り付けて完了です。
おわりに
以上、ヒュミディティーセンサーの不具合により内気循環に切り替わらない場合の対処方法を紹介しました。
センサーの故障は、見た目ではどこが悪いのかわからない場合が多いのですが、今回は同様の症状がネットに多数報告されていたため、すぐに対処することができました。
交換部品の入手も簡単なので、同様の症状がある場合はこの記事が参考になれば幸いです!
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