はじめに
皆さんはチャージャーに給油するとき、ガソリンはレギュラーでしょうか?それともハイオクでしょうか?
私はこのチャージャーがはじめてのアメ車だったので、どっちを入れれば良いのか、結構迷いました。
そこで、今回は給油するガソリンについて紹介したいと思います。
ガソリンの選び方に悩んでいる方の参考になれば幸いです!
レギュラーかハイオクか
結論から言うと、私はハイオクを入れてます。
理由はオーナーズマニュアルに推奨と書いてあるからです。
では早速マニュアルを確認してみましょう。

「製造元はオクタン価89の無鉛ガソリンを推奨します」と記載されています。
「…オクタン価89…」
車好きな方はあれっ?と思われたかもしれません。
なぜなら、日本のレギュラーガソリンはオクタン価89以上とJIS規格で決まっているからです。
「それならレギュラーでもいいんじゃない?」と最初は私も思いました。
ではなぜレギュラーガソリンを使用しないのか、もう少し詳しく説明していきます。
オクタン価について

まずオクタン価について簡単に説明します。
レギュラーとハイオクはオクタン価の違いで分かれています。
オクタン価とは、ガソリンの性能を数値にしたようなもので、数値が高いほど高圧縮に耐えることができ、ノッキングが起こりにくくなります。
かみ砕いていうと、燃料の品質にシビアな高性能エンジン向けのガソリンがオクタン価の高いハイオクということです。
高出力なエンジンほど高圧縮型のエンジンが多く、そのため高級車やスポーツカーのガソリンはハイオク指定が多いということになります。(最近はレギュラーで性能の良いエンジンも増えましたのであくまで一般論的な話です)
日本と北米の違い

本題に入りますが、実はこのオクタン価を決める方法が、日本と北米(アメリカ、カナダ)では異なります。
日本ではオクタン価89以上がレギュラー、オクタン価96以上がハイオクとしてスタンドで売られています。
北米ではオクタン価87以上がレギュラー、オクタン価93以上がプレミアム(=ハイオク)となっています。
一見すると日本のガソリンの方がレギュラーでもハイオクでも品質が良いように見えます。
しかし、ここがややこしいところで、日本よりも北米の方がオクタン価の数値の決め方が厳しいのです。
細かい説明は省略しますが、日本でオクタン価を決めるときはRONと言われる1種類のみの測定方法で決めるのに対して、北米ではRONとMONの2種類の測定方法の平均を出して決定します。
つまり、同じ性能のガソリンを日本と北米でそれぞれ測定すると、日本の方がオクタン価が少し高く、反対に北米ではオクタン価が4~5程度低く表示されることになります。
以上のことから、北米でオクタン価89のガソリンは日本ではオクタン価93~94程度のガソリンと同等であると言えます。
まとめ
オーナーズマニュアルの通り、5.7Lのエンジンを積んだチャージャーのガソリンは北米基準でオクタン価89以上が推奨とありますので、日本の基準に合わせるとオクタン価93~94以上のガソリンが必要となり、日本で給油する場合はオクタン価96以上のハイオクが推奨ということになります。
チャージャーは燃費の良い車ではありませんので、ガソリン価格の高い今の時代にハイオクを給油するのはつらいときもありますが、愛車の健康を長く保ち楽しく乗り続けるためにも、今後も給油の際はハイオクを選びたいと思います。
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